久留米商業高校に設けた奨学会の第1回奨学生がお礼に見え、寄附をいただきました。
当財団がまだ法人化されていない昭和33年、当財団の創設者である故吉田直大は51歳の時に、私財を投じて母校の久留米商業高校に奨学金制度(吉田奨学会)を設けました。
この奨学会は、各クラス1名、計21名に今の時価にして3万円の奨学金を給付し、昭和60年に財団法人吉田学術教育振興会に移行するまで継続されました。
その第1回目の奨学生が柳久美雄様で、2015年2月(来訪時73歳) 、当財団にお礼に見え、「5人兄弟で、父親が戦死し、当時は経済的に厳しい状況にあり、返済不要の奨学金で非常に助かりました。このことが社会へ出てからもずっと心の奥にあり、人生を整理するにあたって、どうしてもお礼を述べに伺いたかったです。」と来訪の意図をのべられ、さらに、「後進の役に立ててほしい」と、100万円のご寄付をいただきました。
柳 様(写真上 左側)と元理事長の吉田(写真 右側)
(大電㈱の広報誌から)